【体験談】退職したので失業保険を申請してみた

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このたび諸事情により離職することになったので、次のお仕事を探しながら、失業保険の申請を行いました。

今回は私の体験談をもとに、失業保険申請の流れをご紹介していきます

目次

失業保険(失業手当)とは

失業保険とは、公的保険(社会保険)制度のひとつで、正式には「雇用保険」と言います。

いわゆる失業手当は、雇用保険制度に基づいて行われる給付のひとつです。

雇用保険の概要

対象者

すべての労働者。

ただし、経営者や役員、個人事業主およびその家族は原則として加入できない。

保険料

・事業主と労働者で負担

・保険料率と負担割合は業種によって異なる

給付内容

①基本手当(求職者給付)

②就職促進給付

③雇用継続給付

④育児休業給付

⑤教育訓練給付

①の基本手当(求職者給付)は、失業者(働く意思と能力はあるが、失業している人)に対して行われる給付で、一般に「失業保険」や「失業手当」と呼ばれています。

また、働く方(雇用保険の被保険者の方)が万が一失業した場合に、安定した生活を送りながら、一日も早く再就職できるよう支援することを目的として給付されます

あお

今回は、筆者が申請した基本手当(=失業保険、失業手当)についてご紹介します。

またこの記事では、「失業保険」「失業手当」の名称を用いてお話していきます。

失業保険の申請にあたって

失業保険は、失業した人が安定した生活を送りつつ、一日でも早く再就職するための支援として給付され、新しく職に就くまでの経済的支えになる制度です。

ただし、離職したすべての人が失業手当をもらえるわけではありません。

失業手当を受け取るには、ハローワークの定める「失業の状態」であることが前提となります。

失業の状態とは
  • 積極的に就職しようとする意思があること。
  • いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること。
  • 積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業についていないこと。

さらに「失業の状態」であることに加え、一定の条件を満たした人のみが給付の対象となります。

給付の開始時期や給付日数、もらえる金額などは、人によってそれぞれ異なります。

より詳しく知りたい方は、管轄のハローワークで確認することをおすすめします。

失業保険申請の大まかな流れ

失業保険の申請は、それぞれの管轄のハローワークで行います。

STEP
退職
STEP
事前準備(必要書類など)
STEP
ハローワークへ申請
STEP
申請完了

※申請後は定期的にハローワークに来所する必要があります。

事前準備について

ハローワークへ行く前に、申請に必要なものを準備します。

必要なもの

・離職票ー1

・離職票ー2

・マイナンバーカード(または、①個人番号および②身元(実在)確認ができる書類)

①個人番号確認書類(いずれか1種類)

 ・通知カード

 ・個人番号の記載のある住民票(住民票記載事項証明書)

②身元(実在)確認書類

 (1)のうちいずれか1種類

 (1)運転免許証、運転経歴証明書、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など

 (1)をお持ちでない場合は(2)のうち異なる2種類(コピー不可)

 (2)公的医療保険の被保険者証、児童扶養手当証書など

・写真2枚(6ヶ月以内の写真、正面上三分身、タテ3.0cm×ヨコ2.4cm)

 ただし、手続き及び申請ごとにマイナンバーカードを提示する場合は、顔写真を省略することが可能。

・本人名義の預金通帳

・船員であった方は船員保険失業保険証および船員手帳

あお

筆者はマイナンバーカードを持っていたので、
顔写真は準備しませんでした。

申請当日について

申請当日はハローワークの担当者の指示に従い、いくつかの窓口で手続きを行います。

STEP
まずは受付へ

受付に用意したものを渡す。(書類関係のみ。身分証などは持ったままで大丈夫です。)

番号札をもらい、自分の番号が呼ばれるのを待つ。

待っている間に先ほど提出した書類を確認してもらう。

呼び出しがあった窓口へ行く。

STEP
窓口①

窓口①では雇用保険に関する手続きを行います。

この窓口では、主に以下のような説明を受けました。

  • 失業手当の受給対象であるか
  • 失業保険とはなにか、大まかな内容について
  • 給付の開始時期や給付日数といった自身の給付内容について
  • 申請後のやるべきことについて

また、給付が受けられる場合には、書類に氏名や入金先の口座番号などの記入を行います。

書類の記入は、担当者の方の指示通りに書けば大丈夫です。

筆者は、離職した会社の最終勤務月の給与額が確定していなかったため、申請の時点では失業手当の支給日額(1日にいくら給付されるか)は、まだ分かりませんでした。

この金額は、次の手続き(初回の失業認定日)のときに教えてもらえました。

失業認定日とは

失業手当の支給を受けるためには、原則として、4週間に1回の指定された日(失業認定日)に、管轄のハローワークに行き、失業の状態である(あった)ことの申告を行います。

質問や分からないことがなければ、窓口①での手続きは終わりです。

次の窓口②への呼び出しがあるまで、再び待合にて待機します。

STEP
窓口②

窓口②では、求人相談や求人内容の問い合わせといった「求職の申込み」を行います。

これは、失業保険は給付を受けて生活を安定させながら再就職を目指す制度であるため、申請と求職活動はセットになっているからです。

筆者は、希望する勤務地や職種、勤務時間などの条件を伝え、該当する求人一覧を出してもらいました。
その中で気になる求人の内容をさらに詳しく見ることもできます。

筆者は、一旦持ち帰り検討することにしましたが、その場で応募を申し込むことも可能です。

窓口②での求職相談が終わったら、この日の申請手続きはすべて終了です。

あお

ハローワークでの滞在時間は、待ち時間も含めて1時間半ほどでした。

初めてハローワークを利用する場合は、さらに時間がかかる可能性があります。

失業保険の申請手続きをされる方は、時間にゆとりをもって来所するのがおすすめです。

時間にゆとりをもつことで、色々と質問や相談をすることができます。

最後に

今回は、失業保険の申請について体験談を含めてご紹介しました。

申請や給付内容については、それまでの就業状況など、申請される方によってそれぞれ異なりますので、詳しくは管轄のハローワークでご確認ください。

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html

いち体験談として、参考になれば嬉しいです。

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